ロンドンで過ごすクリスマスは28年目になります。英国式クリスマスの準備、慣れてきたはずですが、12月2週目、、あせってきてます。
クリスマスはキリスト教の教えの元で4世紀から12月25日と定められた行事ですが今では当たり前になっている英国式クリスマス、実はほとんどがビクトリア時代に始まった事をご存知でしたか?
英国式クリスマスに不可欠なアイテムは準備の順番で;
クリスマスツリー
クリスマスカード
クリスマスキャロル
ファーザークリスマス (サンタクロース)
クリスマス ストッキング
クリスマスディナー
Charles Dickens(チャールズディキンズ)の本クリスマスキャロル (1837 年)で登場するのは上のリストのうちクリスマスキャロルとクリスマスディナーだけ、その他はヴィクトリア女王時代に始められた新しいものでした。
クリスマスツリー
クリスマスツリーは1840年にビクトリア女王の夫、ドイツ人のアルバート王子が初めてバッキンガム宮殿で飾ったイラストが残っています。こうしてドイツの伝統がイギリスにも広がっていきました。
クリスマスカード
1840年代では手紙を受け取った方が代金を払うシステムでしかもマイルごとに値段が上がっていくので手紙を出す事は高価でした。その後、郵便システムができ、1880年に印刷技術が発展した事で安くなったクリスマスカードが庶民にひろがっていきました。
ファーザークリスマス(サンタクロース)
12月5日はSt Nicholas の日 オランダの Sint Nicolaas, または Sinterklaasがアメリカに渡りどういうわけかサンタクロースと呼ばれるようになり、12月5日だったのがクリスマスイブの夜にプレゼントを運ぶファーザークリスマスと呼ばれるようになりました。
クリスマス ストッキング
もともとは靴をプレゼントした事から始まりましたが、これがアメリカで靴がストッキングと呼ばれるよになりました。そのストッキングにプレゼントを入れたのが始まりです。
クリスマスディナー
クリスマス準備の中で一番手間がかかるクリスマスディナー。ドライフルーツでできたクリスマスケーキは二ヶ月まえに焼いて1週間に一度ブランデーをかける事でリッチでしっとりとしたケーキへと育っていきます。蒸して作られたクリスマスプディングは1年前から保存できます。メインコースは高級なビーフがサーブされていましたが、19世紀の鉄道の発展で七面鳥の輸送が容易になり多数で食べられる七面鳥に人気がでて庶民に広がっていきました。
私も大慌てでクリスマスに向けての準備の始まりです!!
クリスマスは1年のうちで一番 テーブルアレンジメントに気を使います。そんなスペシャルオケージョンにはとっておきのカトラリー、シルバー食器、アンティーク陶磁器でテーブルをゴージャスに飾りましょう。
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