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キャサリン王妃と紅茶の人気

前回の記事では紅茶のおこりを書きましたが今回は17世紀のイギリスでジンやビールを超えて紅茶がブームになった理由とその飲み方についてです。 

17世紀の王 チャールス2世は、借金に悩ませれ、解決策として裕福なポルトガルのプリンセス キャサリン オブ ブラガンザ(Catharine of Braganza)と結婚します。

キャサリン女王が長い船旅でイギリスに到着、喉が乾いて、「紅茶をください」という要求にエール(ビール)を飲まされた事は有名ですね。

その当時イギリスではまだ紅茶は知られておらずジンやビールが飲まれていました。しかしポルトガルでは紅茶は王室で人気がある飲み物となって日常飲まれていましたので長旅で疲れたキャサリン王妃が紅茶を飲みたかった気持ちはよーくわかりますね。

キャサリン王妃のおかげて紅茶は王室で日常飲まれる様になり、そのトレンドが貴族達、そして裕福層と流れて行ったのです。なんとなく現在のケンブリッジ公爵夫人 キャサリンさんを追ったファッション トレンドも似てますね〜〜〜。

当時 紅茶と一緒に中国からティーカップや紅茶を入れる壺なども大量に輸入されましたが、 それをモデルに紅茶のためのテーブルウェアーの製造がイギリスでも始まります。メーカーNew Hall など1750年以前のティーカップはほどんどが中国のそれに似たハンドルのないカップが製造されていました。

17世紀のイギリスの紅茶の飲み方はミルクを入れず、必ずお砂糖をいれて飲まれていました。 紅茶もお砂糖もその頃大変高価でしたのでとても贅沢な飲み物だったのでしょう。

1720年ごろから紅茶にミルクを入れる習慣が始まります。この習慣はフランスから伝わったとありますが、現在ではフランス人は紅茶にミルクを入れずに飲んでますね。

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